(有)ドミナントのブログ記事
2021 05/08 08:30
草木の葉が青みを増して、雨に洗われると青緑に冴えわたり、人々の心身にカンフル効果を発揮してくれる6月がやってきた。そして、初夏の日差しを浴びた「アジサイ」が、白からピンク、青紫へと美しく変化する様も、オアシスタイムをもたらしてくれる。 さて梅雨どきの売場のカラーコントロールは、他の月より慎重にしたい。 「心理学」の専門家から、「カラッ...
2021 04/15 15:00
新聞を取りに玄関に行くと、広島市植物公園で買った「ビオラ」が、プランターで黄、紫、ピンクの色とりどりの花を咲かせていた。 「花の大きさでパンジーとビオラを区別している。花が大きいのはパンジーで、小さいのはビオラ…」と花屋のスタッフが教えてくれた。自然界は不思議すぎる。日本猿にうり二つの顔ををしたランの花に出会った。(広島市植物公園のラ...
2021 04/05 11:30
フェミニンな風にのって、ミント色の5月の香りが漂ってきた。 草木や花々のたくましい息吹が伝わってくる5月になると、その昔、ローマでは成長の女神マリウスを祭った。 我が国では、青葉が目に染み入る時節を、初々しい青いあざみの蕾に例えたことから、「初恋薊(はつこいあざみ)」が旬の色の風情と呼ばれてきた。 初夏商戦の前に、どんな薫風を、お客さ...
2021 03/27 00:30
商いの大先輩から頂いた、黄色の蝋梅(ろうばい)と紅梅の花が、居間で芳香を放っている。 庭の老梅を窓越しに見ると、春の陽光に抱かれた蕾が弾け、白い花びらをのぞかせていた。 カラフルな花が一斉に咲き出す、心がときめく時節がやって来た。 3月は桃の節供に始まって、中旬~下旬にかけて「ハレの日」が続く。 いつもの春なら、心が躍る「門出」の時節...
2021 03/12 06:00
春爛漫の季節がやって来た。新年度が始まり、キャンパスもスタートだ。 新人のFA(販売スタッフ=ファッションアドバイザー)が、各地にお目見えするシーズンでもある。 初めて売場に立った時に、笑顔と柔らかい表情に努めていたはずが、「売りたい・売ろう」という思いがつのって堅い表情になったり、慣れるまで脚がむくんで、パンパンになった経験がある方...
2021 02/07 10:00
ボタン雪が降る中、か弱い陽射しが庭を照らしていた初春の日、可愛い雀が、地面をくちばしでチョンチョンと突っついていた。 すると、空から灰色がかった青と茶色の小鳥が斜めに飛んできて、灯籠のてっぺんにとまった。さらには小鳩までが集まってきた。 早春の寒い日の、心がほっこりした珍事だった。 かたや、玄関のスロープの縁に吊していた青いペチュニア...
2021 02/02 19:00
春の陽光に、なぜか心がときめいたり、ざわめく方も少なくない3月…。 この時節の旬の色の一つに、「夢宵桜(ゆめよいざくら)」の風情がある。春霞の中に、ほわーんと見え隠れする桜色のような感じか? 今から仕入れる商品や、一押しのスタイリングで迷いが生じたら、グレイッシュがかったパステルカラーのグループで、売場のカラーコントロールをするのも一...
2021 01/06 12:00
早春とは、名ばかりの寒い日々が続いている。旧暦なら、2月はお正月・・・。 心も新たに、下着(ファンデーション・ランジェリー・アンダーウェア)を何セットか購入して、見えないパーツのおしゃれを楽しんでみよう。 長引くコロナ禍で「家中スタイル」が続いたために、太ってしまった方が行きつけのランジェリー店や衣料店に「新たに採寸して欲しい」と来店...
2021 01/03 10:30
Je vous souhaite une bonne année! 1月の旬の色は「想紅(おもいくれない)」(まっ白な雪の中に、ぽっかりと浮かんだ、真っ赤な椿の風情)で、睦月は、1年の期待と夢を託せる旅の始まり月…。 各地の商空間では、年神様とお客さまをお迎えする玄関に、どのような「祝い花」を設えただろうか? 我が家では、備前焼の大き...
2020 12/13 12:00
鞆の浦(広島県福山市)に「つくろい空間」という時代の面影を宿す雑貨屋さんがある。 デニムループで編み込んだコースターやお敷き、帆布とデニムで作ったバッグ、極厚鋼材をガス熔断加工したミニチュア・オーナメントなど、ソフトとハードが綾なす商品が、白いカサブランカの香りとともに目に飛びこんできた。 コロナ禍を乗りきるための国を上げての施策で、...